赤ワイン買い付けプロジェクト。その4
「買い付け。」
信頼構築を済ませ、
いよいよ買い付けの話に入っていきます。
農家さんとの交渉、ワインの値段、価格はピンきり、
話題ばかり持ち上がる超高級ワイン、「ロマネコンティー」はじめ、
何十年と貯蔵庫で寝かせられたワインは、
特別な味、故に、
高級品として取引されます。
オークションとして競りにかけられるワインも多々あります、
その場合、事業者が初心者であればあるほど、
難しい取引が予想されます。
アジアで最大級、築地にある、東京太田市場で
開催される競りを見たことがありますか?
東京太田市場は一般人の競りへの参加が出来ません。
200万前後の加入金を組合に払い、
初めて参加できるのです。
これはどこの国も同じ、
いきなり競りに参加、
お金さえあれば、良いワインが手に入るかと思っていてはダメ。
ここがワインの競り、買い付けで面白いところになります。
なので5段階の2段階目、「信頼構築。」
において、どれほどブドウ農家さんと距離を縮め、
協会の中にどれだけ精通して溶け込めるか、
ここも勝負、、
これには長い年月を必要とします。
紅茶同様、ワインの買い付けも難しい場所があります。
当然輸入の際には、航空ではなく、船積み、船での輸入になります。
量を多く仕入れれば、値段が割安になるが
在庫が残る場合もある。
日本でどれだけワインを捌いていけるかなどは
年月を通して少しづつ経験を積み、
ビジネスの感覚を養う必要があります。
当然、他の業者からの情報収集に価値もありますので、
出来るだけ多くの、日本人ビジネスマン、ワイン農家、協会を含め、
コミュニケーションをとる必要があります。
情報交換をすればするほど、
ビジネスセンスが養われていきます。
アジアン雑貨など、原価が非常に安い商品は
利益も出しやすく、衣類であれば、物流も比較的楽です。
到着時に、何本もビンが割れていた、、
チリからの輸入業者から聞いた、
アクシデントも多々あります。
生ものであると言う点、、
ワイン買い付けが難しい点の一つです。
以上、簡単ではありますが、
「買い付け。」でした。
次は「輸入」についてです。 お楽しみに、、。
麻山工業株式会社 代表取締役 高尾瞬